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音楽劇『コインロッカーベイビーズ』

観劇する度にまとまらない想いをどうにか言葉にしようとメモしていた感想(?)を、
毎度似た様な事を書いているからうまく一つにまとめようと試みたけど自分の言葉なのに全然コントロール出来ず。
このままお蔵入りするのも消化不良なので、そのまま記録としてここに残します(笑)


■感想その1
舞台化が決まってから読み始めた原作は、その題材も、表現も、ストーリーの中で起こる様々な出来事も、どれ1つとってもどれもが衝撃的で、1ページごとに読み進めるのにものすごくエネルギーを使いました。
小説なのにその文章から匂いや温度や湿度や痛みや息苦しさまでも伝わって自分の感覚の中に流れ込んで押し寄せてきて、とにかく『読む』事が大変だったのを覚えています(笑)
そして同時にこの世界観を舞台で、音楽劇でどう表現するのか興味もあり、期待とともに不安もありました
ーきっと観劇されるであろう原作ファンの方のイメージを壊してしまうのではなかろうかとー
でも東京で初日公演を観劇して、そんな不安は要らぬ心配だったのだと思い知らされました。
私が原作で読んでいたキクが、ハシが、アネモネが、ニヴァが、Dが、そしてその世界観がそこには在ったのです。
キク=河合郁人、ハシ=橋本良亮として原作を読んでいたから…という私の先入観もあったかも知れませんが、これはぜひ原作のファンの方にも観ていただきたい、自信を持ってお勧めできる作品だと思いました。

…ってなんだか上から目線みたいになっちゃいましたが^_^;
でもそれだけ舞台から感じたエネルギーが、小説から受けたそれとマッチしていて、いやそれ以上の熱力を舞台から、出演者一人一人から、そしてバンドの紡ぎ出す音の一つ一つからダイレクトに届いて来たのです。
その中でも特に印象に残っているのが、キクが熱唱する壁の歌。
キクの想いと、歌の熱量と、ブルーの舞台に幾筋も注がれた白い光が交差する様(さま)がとてもとても美しくて、そのブルーの冷たさとキクの歌う—と言うよりも叫びに近いような—熱さのアンマッチがキューっと心に吸い込まれて行く様でした。
それと、拳銃はどこだ。
ハシを想うキクの気持ちが切なくて苦しくて、観ながら一緒に苦しくなっていました。


■感想その2
舞台化が決まってから原作を読んだ時は、その原作の熱量、エネルギーに圧倒されると同時に、これをどうやって舞台化するのだ?と興味津々、期待いっぱいで、初日の幕が開くのを楽しみにしていました。
原作を読んだ段階では、そのねとつく様な空気感と重たい雰囲気に耐えられず、舞台観劇も1~2回で良いかな、なんて思っていました。
ところがいざ舞台が始まり観劇してみると、原作の雰囲気はそのままに、でも重たいだけではなく「音楽劇」という特性を活かしてテンポ良く観やすく、それでいてキクやハシやアネモネの心の叫びもストレートに響いて来ると言う絶妙で最高の舞台でした!

生まれてすぐに、世界から捨てられた、死ね、いらないと言われたと叫ぶキク。
自分に価値はあるの?誰かの役に立っているの?僕のおかげで誰か幸せになっているの?と訴えかけるハシ。
自分の心の中の感情と重なる部分もあり、観ていて苦しくもなるけれど、最後にハシが、そして同じ様にキクもアネモネも、力強く「生きる!」と、何かから解き放たれた様な清々しさでそこに存在してくれた事で、観ているこちら側も救われた気がします。

まだまだたくさんいっぱいいろんな感情を受け取ったけれどうまく言葉にまとまりません(>_<)
とにかくこの作品の持つエネルギーの塊に圧倒されっぱなしの一ヶ月…いや、原作を読み始めた昨年10月から、ある意味コインロッカー・ベイビーズに心を支配され続けて来た気がします。
もう一度改めて原作を読み直し、さらにどっぷり浸りたいと思います(o^^o)
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